はせみきた「オトダマ」 [XQDN-1062]
はせみきた「オトダマ」
[XQDN-1062]
販売価格: 3,056円(税込)
在庫あり
商品詳細
1. きよめ
2. トビウオ
3. きざし
4. 風をゆく
5. 枕山歌 – Interlude
6. 空穿ちて道ひらく
7. 風・疾る
8. 流転
《ボーナス・トラック》
9. 彩囃子
太鼓 / 鳴物 / 唄 はせ みきた Taiko/Percussion/Vocal Mikita Hase
篠笛 Shiobue 山田路子 Michiko Yamada(M2)
ピアノ Piano 林 正樹 Masaki Hayashi(M3)
太鼓 Taiko 岡田寛行 Hiroyuki Okada(M4)
尺八 Shakuhachi
小濱明人 Akihito Obama
魂を揺さぶる神々しい音と、心に響かせる技術力を武器に、太鼓ソリストとして国内外で幅広い活動を展開している
「はせみきた」のファーストアルバムがここに完成!【96KHz/32bit/T-TOC高解像度録音】
『オトダマ』によせて (はせ みきた) 初めてティートックレコーズのスタジオに楽器を運び込み、音を出した時の感動を、今でも鮮明に覚えている。
「ウチのレーベルからCDを出しませんか」とメールが届いて数週間後、栃木県での公演に向かう道すがら、茨城県常総市にあるスタジオに試奏のため立ち寄った時のことだ。 適度な湿度を含み凛とした空気が漂うメインスタジオ。この3~40畳ほどの空間が、そのサイズから生まれるものとは思えないくらい、濃密で豊かな響きで満たされたのだ。「ちょっと音出し」のつもりだった大太鼓の 試奏は、疲れも感じず10分以上に及んだ。いつまでも打っていたくなる心地よさ。贅沢な空間だった。 「ようそろ」のCDをリリースして4年。次に盤面を作るのならDVDと決めていた気持ちを切り替え、この日からアルバム制作の構想練りが始まった。
「オトダマ」は「音魂」と書く。魂の奥底からわき上がってくる音を奏で、聴く人の魂を震わせる音楽を届けたいとの思いからつけたタイトルだ。 これまでの演奏活動、そして多くの仲間との出会いを通して生まれた楽曲達に、今回この特殊なスタジオでの録音を想定して用意した新曲を加え、デュオ/トリオ/独奏/多重録音とバリエーションを持たせ構成した。 個人名義ではファーストアルバムとなる本作にふさわしい『作品集』的なラインナップになったと思っている。 3日間で9曲、楽曲ごとにセッティング替えを頻繁に繰り返しながらのレコーディングはもちろん大変だったが、終えて残ったのは心地よい疲労感と極上の音を存分に浴びた幸福感だった。ライブさながらの熱い「魂の おと」を吹き込んでくれたゲストミュージシャン達、徹底的に音にこだわりながら僕のイメージを具現化しようと全力を注いでくれたティートックレコーズ金野氏との共同作業だったからこそ味わえた、達成感だったと思う。 スタジオ内に満ちていたあの豊かな響きと、このCDづくりに関わった皆の「おと」に込めた想いが、聴き手である皆さんのもとに届くことを、心から願っています。
《楽曲解説》
1. 流転 締太鼓2、桶胴太鼓2、団扇太鼓3、平胴大桶胴、当鉦、ボンゴ、voice、唄(木遣り)の多重録音。「絶えず生まれては変化していく音の河」を表現している。ライブでは決してできない、CDならではの作品ということで収録。
2. トビウオ 群れをなして海面すれすれを飛翔するトビウオの映像を見たことがある。何十匹もの魚がめまぐるしく空中/海中を行き来する様子と、高速の祭り囃子風フレーズと太鼓・篠笛の緊迫した音のやりとりとを重ね合わせた。
3. きざし もともとは「竹取物語」のかぐや姫が月の都に帰る場面をイメージしたものだが、2011年の東日本大震災から立ち上がり力強く前を向いて生きていく人々の姿を重ね合わせて演奏した。様々なバージョンがあるが今回 はピアノ・林正樹と約5年ぶりに共演。
4. 風をゆく 太鼓デュオ『ようそろ』の大太鼓曲レパートリー「咆吼」が原曲。大太鼓パートを八丈太鼓スタイルの長胴太鼓横対打ちにかえ、「秋田長持唄」をベースにした唄を加えた。岡田寛行は桶胴、締太鼓、団扇太鼓のセットを演奏。
5. 枕山歌 ‒ Interlude [迷・遭・憑・廃・浄]の5パートからなる即興組曲「枕山歌」より[迷]パートを、次曲の「空穿ちて~」の序章的に挿入。三味線の一ノ糸とサンダーシートの響きが、深山の幻想空間へ誘う。曲の全貌は、いずれ。
6. 空穿ちて道ひらく 大太鼓に向かう時はいつも「演奏する」というより「挑む」という心境になる。何かを乗り越えようと、扉を開こうとバチを握る。所有している2尺6寸の大太鼓を何としても使用したくて、ケースから出し慎重にスタジオの 扉を通過した時は拍手が沸いた(笑)。レコーディングは一発録音1テイクで終了。
7. 風・る
砂塵舞い上がる荒野。剣客はどこへ向かうのか。何のため戦うのか。何を背負って、何を求めて...。津軽三味線・山中信人/尺八・小濱明人とのトリオは、「オトダマ 構想の支柱。レコーディングでも、魂の音を存分にぶつけ合った。
8. きよめ 相撲興行の際、櫓で演奏される「一番太鼓」は、別名「清めの太鼓」と言われる。オリジナルは強固に皮を張った長胴太鼓を使用するが、今回は附締太鼓を使用。収録時も着物に着替え儀式的に演奏。衣擦れまで感じられ るような音に仕上がった。
2. トビウオ
3. きざし
4. 風をゆく
5. 枕山歌 – Interlude
6. 空穿ちて道ひらく
7. 風・疾る
8. 流転
《ボーナス・トラック》
9. 彩囃子
太鼓 / 鳴物 / 唄 はせ みきた Taiko/Percussion/Vocal Mikita Hase
篠笛 Shiobue 山田路子 Michiko Yamada(M2)
ピアノ Piano 林 正樹 Masaki Hayashi(M3)
太鼓 Taiko 岡田寛行 Hiroyuki Okada(M4)
尺八 Shakuhachi
小濱明人 Akihito Obama
魂を揺さぶる神々しい音と、心に響かせる技術力を武器に、太鼓ソリストとして国内外で幅広い活動を展開している
「はせみきた」のファーストアルバムがここに完成!【96KHz/32bit/T-TOC高解像度録音】
『オトダマ』によせて (はせ みきた) 初めてティートックレコーズのスタジオに楽器を運び込み、音を出した時の感動を、今でも鮮明に覚えている。
「ウチのレーベルからCDを出しませんか」とメールが届いて数週間後、栃木県での公演に向かう道すがら、茨城県常総市にあるスタジオに試奏のため立ち寄った時のことだ。 適度な湿度を含み凛とした空気が漂うメインスタジオ。この3~40畳ほどの空間が、そのサイズから生まれるものとは思えないくらい、濃密で豊かな響きで満たされたのだ。「ちょっと音出し」のつもりだった大太鼓の 試奏は、疲れも感じず10分以上に及んだ。いつまでも打っていたくなる心地よさ。贅沢な空間だった。 「ようそろ」のCDをリリースして4年。次に盤面を作るのならDVDと決めていた気持ちを切り替え、この日からアルバム制作の構想練りが始まった。
「オトダマ」は「音魂」と書く。魂の奥底からわき上がってくる音を奏で、聴く人の魂を震わせる音楽を届けたいとの思いからつけたタイトルだ。 これまでの演奏活動、そして多くの仲間との出会いを通して生まれた楽曲達に、今回この特殊なスタジオでの録音を想定して用意した新曲を加え、デュオ/トリオ/独奏/多重録音とバリエーションを持たせ構成した。 個人名義ではファーストアルバムとなる本作にふさわしい『作品集』的なラインナップになったと思っている。 3日間で9曲、楽曲ごとにセッティング替えを頻繁に繰り返しながらのレコーディングはもちろん大変だったが、終えて残ったのは心地よい疲労感と極上の音を存分に浴びた幸福感だった。ライブさながらの熱い「魂の おと」を吹き込んでくれたゲストミュージシャン達、徹底的に音にこだわりながら僕のイメージを具現化しようと全力を注いでくれたティートックレコーズ金野氏との共同作業だったからこそ味わえた、達成感だったと思う。 スタジオ内に満ちていたあの豊かな響きと、このCDづくりに関わった皆の「おと」に込めた想いが、聴き手である皆さんのもとに届くことを、心から願っています。
《楽曲解説》
1. 流転 締太鼓2、桶胴太鼓2、団扇太鼓3、平胴大桶胴、当鉦、ボンゴ、voice、唄(木遣り)の多重録音。「絶えず生まれては変化していく音の河」を表現している。ライブでは決してできない、CDならではの作品ということで収録。
2. トビウオ 群れをなして海面すれすれを飛翔するトビウオの映像を見たことがある。何十匹もの魚がめまぐるしく空中/海中を行き来する様子と、高速の祭り囃子風フレーズと太鼓・篠笛の緊迫した音のやりとりとを重ね合わせた。
3. きざし もともとは「竹取物語」のかぐや姫が月の都に帰る場面をイメージしたものだが、2011年の東日本大震災から立ち上がり力強く前を向いて生きていく人々の姿を重ね合わせて演奏した。様々なバージョンがあるが今回 はピアノ・林正樹と約5年ぶりに共演。
4. 風をゆく 太鼓デュオ『ようそろ』の大太鼓曲レパートリー「咆吼」が原曲。大太鼓パートを八丈太鼓スタイルの長胴太鼓横対打ちにかえ、「秋田長持唄」をベースにした唄を加えた。岡田寛行は桶胴、締太鼓、団扇太鼓のセットを演奏。
5. 枕山歌 ‒ Interlude [迷・遭・憑・廃・浄]の5パートからなる即興組曲「枕山歌」より[迷]パートを、次曲の「空穿ちて~」の序章的に挿入。三味線の一ノ糸とサンダーシートの響きが、深山の幻想空間へ誘う。曲の全貌は、いずれ。
6. 空穿ちて道ひらく 大太鼓に向かう時はいつも「演奏する」というより「挑む」という心境になる。何かを乗り越えようと、扉を開こうとバチを握る。所有している2尺6寸の大太鼓を何としても使用したくて、ケースから出し慎重にスタジオの 扉を通過した時は拍手が沸いた(笑)。レコーディングは一発録音1テイクで終了。
7. 風・る
砂塵舞い上がる荒野。剣客はどこへ向かうのか。何のため戦うのか。何を背負って、何を求めて...。津軽三味線・山中信人/尺八・小濱明人とのトリオは、「オトダマ 構想の支柱。レコーディングでも、魂の音を存分にぶつけ合った。
8. きよめ 相撲興行の際、櫓で演奏される「一番太鼓」は、別名「清めの太鼓」と言われる。オリジナルは強固に皮を張った長胴太鼓を使用するが、今回は附締太鼓を使用。収録時も着物に着替え儀式的に演奏。衣擦れまで感じられ るような音に仕上がった。